美容師用のシザーケース制作・通販・販売のBlink Leather Works

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BLINKのこと/想い よくある質問 シザーケース

シザーケースの革の色味について。

2018/01/04

BKINK LEATHER WIRKSのシザーケースに使用している
ベジタブルタンニンレザーはすべて「染色のみ」で仕上げた牛革を使用しています。

少し革素材に関する説明をさせていただくと、革のなめし(加工)には大きく分けて2種類あり
植物の渋を使ってなめしをする「タンニンなめし」と、塩基性硫酸クロムという科学薬品を使用してなめしをする「クロムなめし」があります。また、それを掛け合わせた「コンビネーションなめし」というものもあります。
あまり掘り下げて話しをすると訳が分からなくなってしまいそうなので。。笑
それぞれについて詳しく知りたい方はネットで検索すると詳しく解説されたページがたくさん出くるので調べてみてください。

染料仕上げのベジタブルタンニンレザーで仕立てたシザーケースの特徴とは?

話しを元に戻すと、ベジタブルタンニンレザーの中でも色付けするのに「染料のみ」で仕上げた革、「染料+顔料」で仕上げた革、「顔料のみ」で仕上げた革などがあります。
染料仕上げは革の内部まで染料が浸透するため、透き通った奥行きのある自然な仕上がりが特徴です。
それに対し、顔料は革の表面に塗膜を作ることで革に色付けするため、思い通りの色味に仕上げることができますが革本来の風合いが損なわれてしまいます。
染料仕上げの革でも色ブレを軽減する目的で薄化粧のように、ほんの少し仕上げに顔料を吹き付けて仕上げているものもあり様々ですが、顔料を使用せず染料のみで仕上げたベジタブルタンニンレザー最大の特徴はエイジング(経年変化)を楽しめることです。

その育てる楽しみを存分に味わってもらい、自分だけのオリジナルなシザーケースに育ててもらいたいのでBLINK LEATHER WORKSは染料のみで仕上げられた革本来の風合いを大切にし、シザーケースづくりをしています。

ここまで話してきて染料仕上げのベジタブルタンニンレザーの良さをわかっていただけたかと思いますが、知っておいていただきたいことがあります。
それは、染料のみで仕上げた革は色合いが不安定だということです。
天然素材の革は一枚、一枚、素材の色味が異なり、同じ工程を経て出来上がった革でも仕上がりの色合いや風合いに差が出てしまいます。
革の色合いサンプル
↑上の写真は実際に、BLINK LEATHER WORKSのシザーケースに使用している「ブルー」の革です。
2枚は同じ革素材ですが、個体部位によってこれだけ差があります。ですがそれも天然素材ならではの風合いだと理解していただき、どんなシザーケースが届くのか楽しみにしていただけると嬉しいです。
そして届いたシザーケースを毎日、愛用していただくとそれに答えるようにどんどんシザーケースが育っていきます。
その頃にはきっと手放せないパートナーになっているはずです。

そんな育てる嬉しさを共有できれば嬉しいです。

実際に革の風合いを確認してみたい方には、革サンプルの貸し出しも行っています。

http://www.blink-shop.jp/shopdetail/000000000056

BLINK LEATHER WORKS 田中

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