少し間が空いてしまいましたが「前回のベルト製作の続き」です。
前回の記事です↓
http://blinkleatherworks.jp/シザーケース用のベルト製作%E3%80%82/
前回は大きな牛革からベルトを切り出したところまでを紹介しましたが
今回はここから仕上げをしていく工程です。
そうなんです。
目次
以外とシザーケースのベルト製作って大変。。
だからこそ「しっかりと丁寧な仕立て」にこだわっています。
まずはカットを終えたベルト革です↓
切りっぱなしの状態から端の部分を緩やかなカーブになるように整えます↓
これで完成です!と言いたいところですが、、
ここから手を加えることでベルトの品質が大きく変わります。
手を加える前のベルトの断面です↓
画像だと判りにくいですが断面がザラついていますね。
ベルトの断面をやすり掛けして丸みを帯びた状態に仕上げます↓
そしてやすり掛けでできたバリを専用のバリ取りで取っていきます。↓
(この工程を専門用語で「ヘリ落とし」といいます。)
落とし終えたら専用の薬剤を塗布して断面を入念に磨きます。
断面に光沢が現れたらようやく完成です。↓
これだけの工程を経て仕立てたベルトは断面が滑らかで「着け心地が良い」と好評いただいております。
手間暇を惜しまないことで仕上がりに違いが出ることをわかっているから
ひとつひとつ丁寧に仕立てることを心がけています。
画像がかなり多めでしたが最後までお読みいただきありがとうございます。
Blink Leather Works 田中