つくり重ねる
2019/02/04
こつこつとシザーケースを製作する日々が続いています。
毎日同じことを繰り返しているように見えるかもしれないけど
毎日が新鮮で、今回は少し作る手順を変えてみよう。とか
そんな変化を持たせながら製作するのはとても楽しくもあります。
革は天然素材であり、
美容師がゲストの髪質や骨格をみてカットのテクニックを使い分けるように
革も繊維の方向やハリを確認しながら慎重にカットしています。
正直、シザーケースをつくりはじめた現在から7年ほど前は
知識はあったもののそこまで重要とは理解しておらず成り行きに任せて製作していました。
しかし、時を重ねるほど
繊維の方向を無視してカットしたシザーケースと繊維を方向を理解してカットしたシザーケースでは
形状や耐久性に大きな変化がでてきます。
そのような経過をみて身を持って「知識を身につけて実践する大切さ」を学びました。
もちろんこれはシザーケースに限ったはなしではなく革製品全般に言えることです。
これに関しては価格が「安い」とか「高い」とかそのような判断基準ではなく
「つくり手がどれほど理解しているか」といったことがとても重要になってきます。
どれを選ばれるかは個々の自由なので、
僕は、僕自身が想いをもって大切に製作しているシザーケースが大切に愛用してくださる方のもとに
お届けできるようにこれからもつくり重ねていきます。
BLINK LEATHER WORKS 田中
Blinkオンラインショップ
