シザーケース製作に欠かせない愛機①
BLINK LEATHER WORKSでは、
すべて自社の設備を使用しシザーケースを製作しています。
そこで今日は、シザーケース製作には欠かすことのできない愛機を紹介していきます。
僕自身、革製品の一番の魅力は革の「厚さ」にあると思っています。
革の厚さとは、ただ分厚ければ良い。というものではなく、それぞれに見合った厚みで製品を仕立てるということです。
ちょっと難しい表現ですが、、
一定(同じ)の厚みで仕立てた革製品はメリハリがなくどこか無表情な仕上がりになってしまうけど、
しっかりと厚みを残すところ、厚みを抑えてすっきりと仕上げてあるところ。そのメリハリこそが革製品最大の魅力なのです。
これはヘアデザインにも通じるところがありますね!!
生地だと厚みは常に一定だけど、革の場合は「機械」や「ナイフ」などで厚みを微調整することができるのです。
そんな革の厚みを一定に薄くしてくれる機械がBLINK LEATHER WORKSにあります。
500kgオーバーの堂々とした佇まいのこの機械は「漉き割り機」と言います。
機械の中にベルト状(バンド)の刃が入っていて、それが回転することによって革がスライスされて厚みが薄くなるのです。
革の厚みを整える専用の機械とだけあって精度がとても高く、革の厚みを0.1mm単位で調整できます。
BLINK LEATHER WORKSのシザーケースはこの機械を使い、一枚一枚、革の状態を見極めながら厚みを調整し製作しています。
シザーケース作りづくりには欠かすことのできないとても頼もしい愛機です。